『口に出せない気持ちをわかってほしい 思春期の女の子が親に求めていること』

口に出せない気持ちをわかってほしい 思春期の女の子が親に求めていること親と子は、まるで合わせ鏡のような関係です。

子どもが何らかの問題を抱えているときは、
親の方にも解決していない心の奥底にある問題があります。

ときには、親が自分自身を振り返ることも大切なのです。

まず・・・

「あなたは自分のことが好きですか?」

いかがでしょうか?

著者、中野日出美は以前だったら「好きじゃない」と答えていたと思います。

まさか、こんなことが娘の問題の大きな原因の1つだったとは気づかずに・・・

女の子は育てやすいって本当?

昔から、男の子に比べて、女の子は育てやすいと言われます。
たしかに、身体的な面ではそうかもしれません。
しかし、現代ではそうとは言い切れません。

いじめ、不登校、摂食障害、リストカット、援助交際、妊娠、中絶......

など、思春期の女の子が巻き込まれやすい問題はたくさんあります。

問題が表面化しやすい男の子にくらべ、問題が潜伏化しやすい分だけ、
女の子の方が注意が必要かもしれません。

思春期の女の子にどうかかわればいいの?

思春期の女の子の心はまるでガラス細工のようにナイーブです。

さっきまで笑っていたかと思えば、落ち込んだり、怒ったり......

思春期はまさに子どもから大人へと羽ばたくための模索期とも言えます。

今までのように子ども扱いしてもダメ

だからと言って大人と同様に扱うのもダメ

ではいったいどうしたらいいのでしょうか?

寄りそうとき、向きあうとき、抱きしめるとき

思春期の女の子とのかかわり方で最も大切なことは、
とってつけたような上っ面のかかわり方ではなく、
子どもの心の奥深くにまで働きかけるようなかかわり方です。

その時の状況、状態、問題性によって、ふさわしいかかわり方というものがあります。

それは、寄りそうとき、向きあうとき、抱きしめるとき

この3つです。

いくら愛していても、子どもの心に伝わらなければ意味がない

親がいくら子どもの心に寄りそい、向きあい、抱きしめているつもりでも、それが子どもに伝わっていなければ意味はありません。

この本では、思春期の女の子が心の底では何を感じ、何を求めているのかを察し、
そして、その時々にふさわしい親の態度や対応をお教えしています。

今、まさに思春期の女の子とのかかわり方で悩んでいらっしゃる親御さん、また、まだお子さんは小さいけれども、いずれ思春期を迎える女の子の親御さん、この本のどこかに何かしらのヒントがあるはずです。

今はわかり合えず、大変な時であっても、いつの日か娘さんが「生まれてきて良かった」と言ってくれる日が来ます。

どうぞご一読ください。

主な内容

はじめに 今、思春期の娘さんのことで悩んでいるあなたへ
序章 思春期は、それまでの子育てをやり直す最後のチャンスです

1.ご存知ですか?思春期の女の子の特徴
2.思春期の男の子に親がとるべきスタンスは3つある
3.親が子どもの人生に与える影響はこんなにも大きい
4.思春期の女の子が抱えがちな問題は5つの領域に分けられる

第1章 女の子は早熟なだけに細心の目配りが必要です...心と体の問題

1.体の成長に戸惑っている
2.何かしらの性の問題を抱えている
3.感情が不安定である
4.親やスタイルへのこだわりが強すぎる
5.自己肯定感が低い
6.完璧主義で何ごとにも頑張りすぎる
 ・親であるあなたへのメッセージ
 ・子どもの心と体を守る「もしもの質問」

第2章 「女子の戦場」を生き抜くにはコツがあります...人間関係の問題

1.女子のグループ間に上下関係がある
2.グループ内においても上下関係がある
3.クラス全体からいじめをうけている
4.友だちをいじめている
5.意図しないところで相手を傷つけている
6.あまりにも友だちの悪口を言いすぎる
7.いつも友だちに振り回されている
8.かわいがってくれていた祖父母やペットの死を受け入れられない
 ・親であるあなたへのメッセージ
 ・子どもの人間関係力を育む「もしもの質問」

第3章 将来、「自立した女性」になるためにも大切です...勉強の問題

1.とにかく勉強をしない
2.「私は頭が悪いから勉強できない」と言う
3.徐々に成績が落ちている
4.勉強をしているのに成績が悪い
5.「勉強する目的がわからない」と言われた
6.お金の大切さを知らない
7.「女だから......」と、どこかで思っているようだ
 ・親であるあなたへのメッセージ
 ・子どもの勉強する力を育む「もしもの質問」

第4章 「ほどよい距離感」はこうすることで生まれます...親子関係の問題

1.家庭のルールを守らず、反抗的な態度をとる
2.親を脅す、バカにする、召使いのような扱いをする
3.親思いで反抗もせず、家の手伝いもよくしてくれる
4.父親、もしくは母親を嫌っている
5.親子ではなく、まるで友だちのような関係
6.両親が不仲であるか、別居または離婚している
7.親の期待に応えようと頑張りすぎている
 ・親であるあなたへのメッセージ
 ・親子関係をよくする「もしもの質問」

第5章 傷を広げないためにも、ここが親の正念場です...危険行動の問題

1.不登校になってしまった
2.服装や髪形が派手になった
3.出会い系サイトを使っている
4.万引き、夜遊びなど非行に走っている
5.周囲に安易に性行為をしている子がいる
6.拒食症、あるいは過食症である
7.リストカットなどの自傷行為をしている
 ・親であるあなたへのメッセージ
 ・子どもを危険から守る「もしもの質問」

終章 思春期の女の子に親が与えるべき5つの力と、してはいけない11のこと

1.思春期の女の子に与えるべき5つの力
2.思春期の女の子に親がしてはいけない11のこと
3.親が癒されると、自然と子どもの問題は解決する

おわりに 親が幸せになれば、きっと子どもも幸せになります

口に出せない気持ちをわかってほしい 思春期の女の子が親に求めていること『口に出せない気持ちをわかってほしい 思春期の女の子が親に求めていること』(中野日出美著、大和出版刊)
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